爆発まで秒読み

二次元と三次元のアイドルがすき。EBiDANもすこし

寝盗られ宗介

行ってきました!

観劇したのは大阪初日2部と福岡初日2部、福岡千秋楽の合計3公演。

大阪公演では劇中劇やセリフの言い回し等に頭がついていかず、話の半分くらいしか理解出来なかったため「戸塚祥太は今日も綺麗だったな」くらいの感想しか落とすことができなかったんです。本当に脳みそがポンコツ。つらい。もしかしたらあとの2公演もこんな感じでぼんやり見終わってしまうのかなと悲しくなりつつも迎えた福岡公演初日。

 

大阪で見たときの記憶を引っ張り出して照らし合わせながら見ると、「あ、ここが劇中劇の切り替わりのシーンか!」「あ、これがあそこに繋がってるんだな!」なんて発見の連続で1回目の観劇よりうんと話の筋が明確に見えてきて、そしてそれは3回目の観劇後も同じで、見る回数を重ねるごとに凄みを増してくる舞台でした。

 

なんと言っても高橋由美子さんの色気がすごい。とっても美しくて妖艶で高橋さんが喋るとピリっと舞台の空気が変わるあの瞬間が本当に好きでした。女優さんってすごい。もちろん戸塚さんも20代ラストの色気がいたるところから溢れていて、プレビュー公演のレポから下ネタのオンパレードという前知識を得ていたものの、いや、間違ってはなかったんですけど下ネタがそんなに下品じゃなかった。コメディタッチで描かれているからか、笑えるレベルのものでした。オールバックで固めた髪の毛がハラリと落ちてきて目にかかってくる姿はとても美しく、思わず息をのむほどでした。

 

岡千秋楽公演では全体的にセリフを噛む場面が多かったけど、それが逆に「北村宗介一座」が今ここで生きている感覚に陥らせてくれたように感じました。感情が高ぶるときに言葉が上手く出てこなかったり、噛んでしまうことなんて普通だしむしろすらすら喋るほうが嘘っぽいし。そう考えるとあれもそういう演出なのかなって思えるくらい、あの場にいたのは紛れもなく一座の人間たちだと実感しました。舞台を見ているというよりは、座員の日常生活を覗いているようなそんな不思議な感覚でした。

 

そしてラストで座員たちが宗介に言葉をかけて舞台からはけていくシーンとさるの作文のシーンは、座長北村宗介と戸塚祥太が重なって胸に熱いものがこみあげてきて気づいたら泣いていました。キャストの方々の熱意がビシビシ伝わってきて本当にこの舞台を福岡で見ることが出来て良かったなと。もし大阪で見た1公演で終わっていたらここまで感情を揺さぶられることはなかったと思います。賛否両論ありますが私はこの舞台が好きです。出来ることならもっと見たかったです。公演自体はまだ残っていますが、私的千秋楽を福岡で迎えてしまったのでもう見ることが出来ないのが本当に寂しいです。

本当はもっと感想を残しておきたかったんですが、うまく言葉に出来ないので今回はここで締めておくことにします。

 

残り数公演を怪我なく終えてくれることを福岡から祈っています。

 

NEXT▷...?