A.B.C-Z 10000字インタビュー(Myojo2013年7月〜 11月)
読了。以下、50000字の感想を備忘録的につらつらと書き記します。本当はそれぞれのインタビューを抜粋してまとめたかったけど、それはまたいつか時間があれば。とりあえずは感想だけ。
読んだ順番は発売順に河合くん、戸塚さん、塚田くん、五関くん、橋本くん。もう2年も前の記事だから、既に読んでいる方の書かれたブログなんかを見ていたので大体の書かれている内容は知っていたし、それなりの心構えをして読んだつもりだった。でもやっぱり百聞は一見にしかず。自分で読んでみないと分からないこと、感じないことが沢山あった。
A.B.C.時代
4人の時の、振り付けは揃ってるけどグループとしては未完成さをすごく感じていたのはメンバーも同じだった*2。私は4人のA.B.C.がすごく好きだったけど、デビューして欲しいとか、デビューするだろうなってことは全く考えたことなかった。彼らが4人でデビューする姿が想像出来なかったから。アクロバットも出来てダンスも上手い彼らは、デビュー組のバックについて華を添える存在としてはピカイチの存在感があった。ただそれは、あくまでも「華を添える」側としての魅力であって添えられる側の魅力ではなかった*3。4人共とても魅力的だったけど、どうしても物足りなさはあって、それが「センター」だったんだなって分かるのは5人になってからだったんだけど。
A.B.C.からA.B.C-Zへ
そして、ある日突然橋本くんが加入してA.B.C.からA.B.C-Zになって5人のグループになった彼ら。当時はまだ今ほどTwitterが浸透してなかった頃で、どうやってその発表を知ったのか覚えていないけれど、私もみんなと同じように「なんではっしーが!?」って思ったのだけはよく覚えている。それは橋本くんのことが嫌だったんじゃなくて、あまりにも路線が違いすぎたから。当時から橋本くんはすごく人気があったし、ダンスよりは歌のイメージのほうが強かった。JUMPには入らなかったけど、次くらいにはくるかも。デビューしたらもっともっと人気出るだろうなってくらいキラキラした子だった。それが先輩ばっかりのグループにいきなりポンと入れられて大丈夫なのか純粋に心配だった。
初めて5人でのパフォーマンスを見た時、それまでA.B.C.に勝手に抱いていたデビューしないアイドル像がグラグラと揺れたのを覚えている。どっちに転ぶかその時は分からなかったけど。他の4人とは明らかにアクロバットもダンスも差があって、それでもなんとかA.B.C-Zとしてパフォーマンスをしようとしている不安定な5人を見るのはとても辛かった。橋本くんも相当辛かっただろうし、本当に本当に嫌だったと思う。5人を見る度に、橋本くんだって本当は同世代の子達とグループ組みたいだろうな、辛いだろうなって毎回思っていた。
だけど、どうしてもA.B.C-Zには橋本くんが必要だったんだよ。誰が見たって変化が必要なA.B.C.に新しい風を吹かすことが出来たのは橋本くんしかいなかった。今ならそう思えるけれど当時はそんな余裕もなくてただ突然訪れた変化が怖くて、逃げてしまった*4。結局私はJr.時代のA.B.C-Zをたった2年しか見ることが出来なかった。
もしも、橋本良亮じゃなかったら
A.B.C-Zがデビューするまで
デビュー3周年
A.B.C-Zは今年デビュー3周年を迎えた。気づくと私が彼らを熱心に追いかけなくなって約4年が経っていた。塚田くんに引き戻されてから4年ぶりに買った映像作品*11はLegendコンのDVDだった。バックで踊っていた彼らがスポットライトを浴びてキラキラ輝いている姿に胸を打たれた。4年前には感じなかった「グループ」としてのA.B.C-Zがそこにいた。何より5人の絆がはっきりと見えたことが嬉しかった。加入当初はあんなに不安そうだった橋本くんは、歌もダンスもアクロバットも格段に成長していて。その姿に4人の愛情が透けて見えるようだった。
最近では、アルバムのオリコン1位や音楽番組、バラエティ番組の出演など他担の人からも「A.B.C-Z売れてきてるよね!」と言われるくらい、波に乗っているA.B.C-Z。新しくファンになる人も増えている気がする。私は古株でも新規でもない中途半端な出戻りのファンだけど、これからもっともっとファンが増えていくことであろうことがたまらなく嬉しくてワクワクしている。
五関くんの誕生日記事の時にも書いたが、いつか東京ドームでコンサートをして欲しい。その時まで今度は目を離さず、しっかり彼らのことを見ていたい。
最後に
河合くんの怪我の他にも知らないことがあるのではという好奇心から、彼らについて調べているうちにこの10000字インタビューのことを知った。これだ。これを読まなければ。直感でそう思った。読む前は怖くてたまらなかったが、いざ読んでみるとすんなりと受け入れることが出来た。泣くだろうなと思っていたし実際そうだったけれど、今このタイミングでちゃんと読むことができて本当に良かった。以前は「デビューしなくてもいいじゃん」と思っていたが、読み終えた後は心からデビュー出来て良かったと思えたことが何よりの収穫だった。
もし、まだ読んだことがない人がいれば是非一度読んでみることをおすすめする*12。
*1:私は五関くんが入ってからのA.B.C.しかリアルタイムでは知らないので、それ以前のA.B.C.については書けません。
*2:当時のA.B.C.に「グループ」や「メンバー」という言葉は上手く当てはまらなかった。もちろん仲の良し悪しは別で。
*3:それに気づいていたからこそ、郁人は「職人」と呼ばれることに嫌悪感を抱いていたんだろうし、「アイドル」でありたいと思っていたんだろうけど。
*4:ちょうど受験期に差し掛かっていて、離れるタイミングとしてはベストだった。
*5:現在はジャニーズ事務所退所後に入った芸能事務所も辞めてしまっているので名前は伏せておくが、調べればすぐに分かると思う。
*6:本音を言えば元のグループでデビューして欲しかった。
*7:正確には分からないけど、この5人でのオリジナル曲だったと思う。
*8:だから、どんどんA.B.C.の後輩たちがデビューしていった時も焦りとか悔しいって気持ちはなかったし、キスマイが先にデビューした時も「やっぱりか。」って思っただけだった。ここらへんは、戸塚さんの考えに近いかもしれない。
*9:7月23日
*10:だからこそ、塚田くんの時にとっさにカバー出来たんだと思う。河合くんのことがあってから、今後どんなことが起きてもいいように準備してたんだろうね。
*11:デビューのDVDは一応買っていたが、見ないまま仕舞い込んでいたので除く。
*12:古本屋やネットで購入可能なので